ウォーターサーバーと水道水の危険性

ウォーターサーバーを使う利点とは、水道水に含まれる塩素・鉛・トリハロメタンなどの有害物質がないことです。ウォーターサーバーを使わず水道水を使うことで有害物質が身体に入り込むと、健康にとって危険な状態がもたらされてしまうことがあります。
もし鉛が体内に入ってしまうと、簡単には体外には出て行ってくれません。少量ずつ、しかし確実に蓄積をされてゆくのが、鉛という物質のおそろしいところなのです。しかし鉛は水に溶けやすい性質があるので、水道管に鉛が使われているような場合には、簡単に溶け出し水道水を飲んだ人の中に入っていってしまいます。鉛の蓄積によって起こる健康被害とは脳炎・痴呆・腎臓障害などが代表的で、その他不眠・疲労感・頭痛・消化管障害などの原因となります。近年問題とされているのが子供の脳への影響であり、、鉛を体内に蓄積した子供は学力低下・記憶力低下が起こされると言われています。
鉛を含んだ給水管を使用していると、水道水を使用しないで滞留している間にどんどんと鉛が溶けだしていきます。地域によっては鉛の溶け出す量がアメリカの基準値の110倍もの量を越えたことがあったという報告もされています。朝一番の水道水は滞留されていた水のため、飲んではいけないと水道局で指導が行われたこともあります。
鉛を含んだ水を飲まないために、浄水器を設置する人も多くいますが、簡易な浄水器では完全に鉛を取り除くことはできません。