子供の習い事は今に始まった事ではなく、最近話題になった「武士の家計簿」にもあるように、江戸時代でも、息子に剣道を習わせたりしました。
どの時代でも子供の頃に様々な技能技術を身に着けさせるのは、親が子に対してできる大切な教育の一環でした。
現代で伝統的な習い事といえば、算盤や書道またピアノなどがあります。
また茶道や華道、古くは女子の裁縫などは、嫁入り前の修行としてよく知られています。
ところが最近では違った傾向が出てきているようです。
例えば水泳などは、幼稚園位の頃から行われるスポーツとして定着しています。
また野球、サッカーなども人気があります。
その他体操やフィギュアスケートなど、近年日本人選手が国際大会で好成績を上げているスポーツも一般人に普及してきています。
またスポーツの他、パソコンや英語、学習塾などへ通う子供も多数存在します。
こうした傾向は、現代の公教育に対する不信感と軌を一にしていると思われます。
すなわちゆとり教育などの影響により、学校に通っているだけでは、将来必要とされる能力を身に着けさせることができない、と多くの親は思い始めたのです。
しかも現代社会は、学校で習う勉強とは違った様々な能力が必要とされています。
そのため学校へ行きながらも、他の時間ではさまざまな習い事をすることにより、自分の特性を見定めようとするわけです。
近年のこうした教育熱は、現代社会に対する人々の反応でもあり、防衛策でもあるのです。